カンボジアの投資環境

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投資環境について

海外資産倶楽部では、各国の基本データに加えて、預金、株式投資、FX、不動産、暗号資産といったさままな投資(投棄)対象についての市場や規制の状況などを纏めています。
各国の投資環境、今回はカンボジアです。
カンボジアの投資環境を確認して置くのも良いと思いますよ。
各分野の詳細についてはそれぞれ別の記事で展開して行きます。

カンボジアの基本データ

■国名 カンボジア王国
■表記 Kingdom of Cambodia
■首都 プノンペン
■人口 16,25万人(69位)*
■民族 カンボジア人(クメール人)
■面積 18.1万平方km(日本の約半分)
■GDP 244.4億ドル(109位)**
■通貨 リエル(1KHR≒0.026円)***


※但し都市部では米ドル中心の経済
*2019年IMF度発表データによる。
**2018年度IMF公開名目GDPデータによる。
***2020.7.24.EXCHANGE-RATES.ORGレート参照による。

外交

カンボジアは、独立後に日本が援助をしてきた縁もあって日本にはとても友好的な国です。
但しフン・セン首相が政権を率いてからは、経済的にも政治的にも中国への依存を強めています。
ASEAN(東南アジア諸国連合)10か国の中で、もっとも中国寄りの国と言われています。
中国の資本が入ってきたことで経済的な成長を促進したことは確かですが、反面中国への依存が強すぎ、政治的影響を受けやすい点が懸念されています。

経済

カンボジアは2010年〜2019年まで6%台、7%台という高い経済成長率を続けていました。
2020年は新型コロナの影響で流石に落ち込むことが確定的ですが、基本的には経済成長期にあると考えられます。
カンボジアはポル・ポト政権時代の負の歴史もあって50代以上の中高年齢層の人口が異常に少なく、若者が圧倒的に多いという年齢構成を持っています。
そのため住宅取得などによって国内需要が拡大する可能性が高いと見られています。

通貨

カンボジアの法定通貨はリエル(Riel)です。
但し国内の特に都市部では圧倒的に米ドルの方が流通していて、リエルは米ドルの実質的な補助通貨という位置づけです。
ドルで支払っても1ドル未満のお釣りはリエルで支払わられます。
2020年1月時点で1ドルは約4,100リエルという換算で流通しています。
非常に計算の難しい仕組みですが、現地の人は何無く計算してリエルを使っています。
カンボジア中央銀行は現地通貨リエルの普及を促進しており、2020年5月にはドル回収の動きも見せましたが、国内市場が混乱したため中断を余儀なくされています。

銀行預金

カンボジアの銀行金利は日本とは比較にならない程高く、一年定期で6%以上の預金利率を提示している銀行もあります。
特筆すべきなのは米ドル建ての定期預金もあることで、こちらも4%〜5%の利率となっており非常に魅力的です。
更にカンボジアでは非在住者でも米ドル建ての銀行口座を開設できる銀行が幾つもあります。
日本人向けにジャパンデスクを設けている銀行まであり、口座の開設は比較的容易な国と言えます。
但し東南アジア全体で開設条件は年々厳しくなる傾向にあるので、口座を作るのであれば早めに動くことをお薦めします。

株式投資

カンボジアの株が取引されているのが、カンボジア証券取引所の市場です。
カンボジア証券取引所が開設されたのは2011年7月で、まだ9年ほどしか経っていません。
上場企業も2020年1月時点でまだ6社しかありません。
但しカンボジア自体は経済成長期にあり、株式市場がまだまだ黎明期を脱していないことを考えると、中長期的には非常に魅力的な市場と考えることができます。
うしてもカンボジア株に投資するためには現地に赴いて現地で証券口座を開設する必要があります。
カンボジアには日本のSBIグループ系列の証券会社「SBI証券ロイヤル」もあり、同社には日本人のスタッフもいます。
ただ証券口座開設の条件は年々厳しくなっており、現在は日本在住者が証券口座を開設するのはかなり難しくなっています。

FX(外国為替証拠金取引)

通貨の項目で述べた通り、カンボジアは実質米ドル経済の為、国内でもリエルは余り流通していません。
国際的な流通は殆ど無く、FXでも取り扱いはされていません。

不動産投資

カンボジアは外国人でも不動産を購入することができます。
但し外国人はカンボジアの土地を所有することはできず、購入できるのはコンドミニアム(集合住宅)の2階以上の部分となります。
またコンドミニアムの全床面積の内、外国人が購入できるのは70%までとになっています。
近年、首都プノンペンでは不動産価格の上昇が続いており、コンドミニアムの建設が相次いでいます。

プノンペン

カンボジアの不動産投資では圧倒的に首都プノンペンに物件が集まっています。
カンボジアはつい5年ほど前までは、コンドミニアムという形態の建物が殆ど無かった状態だったので、購入できる物件がプノンペンに集中しているのです。
最近では中国資本の大規模開発物件も目立ってきています。

外貨準備高

カンボジアは2019年時点で約170億ドルの外貨準備高*を抱えており、これは世界第58位の水準になります。
外貨準備としては多いとは言えませんが、カンボジアは実質的な米ドル社会であるため通貨防衛の必要は殆どありません。
但しドル不足によって経済苦境を招くリスクはあります。

*Global Note 世界の外貨準備高 国別ランキング2019年参照

暗号資産

カンボジアは暗号資産の取引への規制については比較的消極的です。
消極的というよりは単に規制が「緩い」と言った方がしっくりくるかも知れません。
他の国に比べると自由に取引ができる環境と言えます。
またカンボジア中央銀行が、ブロックチェーン技術を使った決済トークン「バコン」の開発を勧めています。
中央銀行発行のデジタル通貨を発行し、むしろ積極的に活用して行こうとする姿勢が見えています。

まとめ

カンボジアは経済がまだまだ成長期の入口段階と見る人も多く、圧倒的に若者が多い人口構成もあって今後の成長に期待が掛かる国です。
上手く高度成長の流れに乗ることができれば、驚異的なリターンを得ることも不可能ではありません。
実質的なドル経済というのも、外国人投資家としては魅力的です。
投資対象として検討してみるのも非常に面白い国と言えるでしょう。
カンボジア投資を考えてみてはいかがでしょうか。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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